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♪♪クーベルハウス♪♪

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ペットの防災を考える

ペットの防災を考える

★しつけはとても大切です★

災害は日常生活の中で突然に襲ってきます。
大事な家族のペットのために、いざという時の防災について考えてみませんか?
だからと言って特別なことをしなくても大丈夫なんです。
防災用品を備えておくことももちろん大事なことです。
でもそれ以上に災害時のペットには日常生活の中で身につけておかなければならないマナーとしつけが実はとても重要なポイントなんです。

去年の新潟中越地震の際には今回初の自衛隊からのペットと避難した家族向けのテントが提供されました。
でもこのテントが提供されるまでにペットがいるから避難所へは入れない、ペットと一緒に過ごしたいなどの理由で車での非難生活をする飼い主さんが数多くいらっしゃいました。
その結果、飼い主さんがエコノミー症候群で亡くなってしまった悲しい出来事があったのを覚えていらっしゃいますか?

でもこんな素敵な話もありました。
コーギーの女の子が飼い主さんと一緒に避難所へ避難してきました。
最初は周りの人たちも正直あまり良い顔をしていませんでしたが、震災直後でもあり苦情を言い出す人もいなかったのでそのまま避難所での生活が始まりました。
他にも何組かペットと同行避難している家族がいたそうですが、ワンワンと吠え続けたりトイレのしつけができていなかったりといった理由ですぐに避難所から出て行かれてしまったそうです。
でもこのコーギーの女の子は自衛隊のテントが支給されるまで10日間もずっと避難所で生活することが出来た上に、最初は良い顔をしていなかった周りの人たちにまでとてもかわいがられるようになっていたそうです。

その理由を考えてみると・・・

 1.飼い主さんが周りの方たちへの配慮をとてもきちんとされていた

 2.トイレの失敗、無駄吠えもなく飼い主さんとおとなしく生活をしていた

 3.コーギがどんな人にでも怖がらずに上手に挨拶をすることができた

この3つのポイントがとても大きかったからだと思います。



日本ではまだペット達と一緒に避難所で生活をすることができる状況には難しいものがあります。
でもコーギーの女の子のように周りの人が受け入れてくれるような犬に育てていれば、そんな犬たちがたくさん増えていけばきっと受け入れてくれる避難所も増えてくるんじゃないかなって思います。

有珠山の噴火、三宅島の噴火、阪神大震災などの大きな災害を経験して、被災ペット達へのケアも徐々によくなってきています。
公的な支援を受けられるようになるまで、自分たちでペットの安全を守らなくてはいけません。

しつけを諦めてしまった飼い主さんがいらっしゃったら、もしもの時を考えてもう一度日常生活のしつけがんばってみませんか?

被災動物保護所


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